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初めての解剖生理学



               学習レポート 解剖生理学第1講消化器系


                                  平成31年4月29日
                                    辻  愛

    今回は初めて解剖生理学のレッスンを受けました。
  今まで全く触れたことのない分野で正直ドキドキしました。
  IFPAのドアを叩いて入ったものの、まだ一か月しかたっていませんが、
  現役のドクターから解剖生理学を学べる機会はとても貴重な経験だと思い、
  早めに受講することにしました。

    学習した内容は、「消化と吸収」、「消化器系の器官」、「栄養と代謝」の三つでした。
  私たちの生命活動の中で消化器系の役割は、外から体内に取り入れた食べ物から、
  必要な栄養素を消化吸収して、不必要な食物残渣を体外に排泄することです。
  この一連の生命活動を司る消化器系統の器官は、口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、
  肝臓、胆嚢、膵臓、腹膜の10個の器官です。

    私たちが毎日食事で取り入れる食べ物が様々な消化器官により、消化・吸収され、
  食物残渣として排泄されるまでの過程をそれぞれの器官の役割を
  中心に述べていきます。

    まず私たちが口から体内に取り入れた食べ物は、口腔内の歯と舌で咀嚼され、
  唾液と混ぜ合わされ、飲み込みやすい食塊となって、飲み下され、咽頭、
  食道を通過して、胃へと達します。
  この一連の働きで大きな役割を果たしているのが唾液です。
  普段私たちが一日に分泌する唾液はおよそ1,000~1,500mlです。
  しかし、人間は年をとると唾液の分泌が少なくなり、近年、高齢化が進み誤嚥性肺炎で
  亡くなる人の数は30年前と比べると100倍にも登ります。
  誤嚥性肺炎を防ぐためには、食事をとる前に、耳の下と顎辺りをマッサージする
  ことによって唾液の分泌を促進させると効果があると先生から教わり、
  さっそく義母に実践してもらっています。
 
  食べた物はその後胃に入って胃液と蠕動の働きでかゆ状になり、
  小腸に送り込まれやすいようになります。
  食物のうちで最も胃の中に滞在時間が長いのが脂質で、およそ7時間から8時間、
  次は炭水化物の2時間から4時間、果物は30分しか滞在しません。
  マラソンランナーは試合直前に消化のいいバナナを食べるのがよく分かりました。
 
  しかし現代人は時間に追われているため、朝ご飯と昼ご飯は簡単に済ませて、夜ご飯は
  カロリーの高い肉などを食べています。脂質は一番消化するのに時間がかかり、
  遅くまで胃を働かせているため、睡眠の質にも悪い影響を与えてしまうことになります。
  健康維持のためには、この習慣から改善していく必要があります。
 
  次に小腸に送られてきたかゆ状になった食塊は、小腸の中の平滑筋の運動により胆汁、
  膵液や腸液などの消化液と混和されます。十二指腸腺、腸線から一日
  およそ1,500~3,000ml分泌される弱アルカリ性の消化液で食べ物を分解します。
  そして中和された食塊は小腸から大腸へと移送され、大腸では小腸で吸収された
  残り物から水分を吸収し、糞便を形成し排泄します。

    以前読売新聞主催によるイネス先生の「腸の力」のセミナーに参加し、
  先生から体の司令塔は脳ではなく腸であるということを聞いた時のことを思い出しました。
  腸の働きで人間の思考力が左右され、腸を鍛えれば脳も鍛えられると聞き、
  とても驚きました。
  その後セミナーで先生から教えて頂いた方法で3ヶ月を実践したところ体調が
  すっかり良くなり、長年悩まされた耳鳴りも消えたのです。
 
    私たちは情報社会に生きていて、メディアからの影響をたくさん受けています。
  宣伝されている体によい食べ物でも自分の体質に合うかどうか、
  よく考えなければなりません。
  食べ方、食べ合わせによっては、逆効果になる場合もあります。
  ですから、私たちは常に新しい情報と正しい知識を身につけなければならないのです。

    私たちの消化系統の器官の中で他に大事な役割を担っているものに肝臓があります。
  肝臓は栄養の処理、貯蔵、中毒性物質の解毒、分解、排泄、血液状態の調節、
  胆汁の分泌、身体防衛作用など様々な大切な働きがあります。
  肝臓ではたくさんの酵素が働いていて取り込んだ栄養素を代謝しています。
  代謝された栄養素を血液の中に放出したり、肝臓に蓄えたりします。
  肝臓には栄養素だけでなく、食品添加物や薬物や細菌なども流れ込むので、
  これらを分解して、無毒化する働きもしています。
 
    胆嚢は肝臓の下面につき、胆汁を貯蔵していますが。胆汁は食べ物の脂肪の
  消化吸収を間接的に促進します。胆嚢の修復時間も夜の11時からなので、
  早く寝ることは健康維持の鍵となります。
 
    膵臓は消化腺であり、内分泌腺でもあります。糖質分解酵素、蛋白質分解酵素、
  脂質分解酵素などの膵液中の消化酵素が分泌されています。
  また、これらの臓器と外部を区分するための腹膜が形成されています。
  腹膜は漿膜よりできており、壁側腹膜と臓側腹膜とが区別され、
  両者の間は腔となっています、これを腹膜腔と言いますが、
  これがないと両者が癒着してしまいます。

    消化器系の器官はそれぞれが役割を分担しながら栄養素を消化吸収し、
  不必要な物を排泄するという統一的な生命活動に欠かせない働きを司っていることが
  この講義を通じてよく解りました。

    一つの臓器が不調になるとほかの臓器も負の影響を受けるので、
    普段の生活の中で体のサインを見逃さず早めのケアが大事です。

    体調を健康維持するために、正しい食生活、良い生活習慣、心の持ち方を
       常に意識して行動しなくてはいけないと改めて強く感じました。

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    https://www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/program_1083267.html



















よみうり〖食で磨く〗

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母への思い


           ロンドン在住のイネス多恵子先生との出会いは、
       日本でのアロマセラピーの講座を受講して以来7年近くになります。

     初めに「アロマオイルはケミカルです」と仰しゃった言葉が今も心に残っています。
   それまで日本ではアロマオイルは主に癒し効果やリラクゼーションが目的でしたから。
   当時軽い認知症状のあった母の介護に私自身が必要を感じていたので第1回目より
   受講しました。

   予防医学としてのアロマの効用、代替え療法&アロマセラピー療法、
   又、フェイスアップやリンパマッサージ、更には腸活(腸と脳と心の関係)など、
   多岐にわたったテーマで講座があり、その都度学んできました。
   そして出来る所から実践を心掛けてきています。
  
   その中でも印象的だったのは、2017年10月、ロンドンから来日された
   英国ロイヤルフリーホスピタルの、キースハント先生のご講演です。
   「先ず相手の心の声を聴きなさい」というお話に、短い時間でしたが
   お人柄の素晴らしさが伝わるような講演でした。
   日々の生活の中でも大切な事だと実感しています。

     2018年2月、イネス先生の講座を受ける日、母が危篤状態になりましたが
   その折に先生が調合して下さったアロマオイルを持って母の許に駆けつけ、
   教えていただいた通り、額や掌をマッサージしました。
   息使いが次第に穏やかになっていくと同時に、私の方も不思議と
   心が落ち着いていったのを思い出します。
 
   その後、初めての(SPT)講座では短い時間ではありましたがチャクラの勉強、
   ヒーリングトレーニングの体験をしました。
   帰宅して母の遺影の前に座ったとき心が澄んでるような感覚があったことを、
   今でも覚えています。貴重な体験でした。

     日々の生活を送る中で、様々な状況に置かれたとき(例えば心身の不調のときなど)
   これまでよくイネス多恵子先生の講座に出会い、エネルギーやパワーをいただきました。
   これからもその機会に恵まれることと願っております。

                                   三輪良子

                   「木綿の時間」  
          
           娘として、母として描かれたこの一冊の歌集は
          きっと時の流れを心で感じることができると思います

                                 イネス多恵子
      
                    

    木綿の時間 

                福岡市より文学賞が授与されました

英国伝統のディナーマナー

                        
 
                       英国伝統のディナーマナー講座

                   様々な国により食事マナーは異なりますが、
       今回は英国伝統のディナーマナーについてちょっと知っていれば楽に頂けることを
      いろいろなエピソードを交えてお話し致します。
      数ある中の一例として、小さいことですがナイフとフォークを上手に操りながらサラダを頂く、
      このときプチトマトの切り方は?
      グリーンピースをフォークに乗せるとき?英国伝統ディナーにはご飯は出ませんがご飯の頂き方は?
      日本で洋食を頂くときにも知ってると便利です。

      お食事中だけでなく、ディナー前後の社交マナー、しぐさマナーも大事です。

      今回はホテルオオクラさんのご協力で素敵なテーブルアレンジメントも学べます。

      マナーは堅苦しいものではなく、楽しく習慣にすれば緊張もなく楽しくいただけます!
      いろいろなことを知って頂き、英国文化に興味を持って頂ければ幸いです。

      https://www.nhk-cul.co.jp/information/school/8000/nhk_2016_7.pdf


      日時:6月30日(木)13:00~14:30
      場所:NHK文化センター
         福岡市博多区下川端町3-1リバレイン11F
      講師:イネス多恵子

      お問合せ:www.nhk-cul.co.jp
          Tel:092-271-2100
          

      
      
      
     
プロフィール

gcaaroma

Author:gcaaroma
福岡県出身。
英国伯爵イネス家へ嫁ぎ、英国ギルフォード在住。
自ら幼少の頃より病弱で“人並みに生きたい!”と強い願望の中、
英国の友人(医師)からもらった一冊の本(医学アロマセラピー)をきっかけに自己免疫強化の重要性を知り英国カレッジにてアロマセラピストを目指す現在は英国を拠点に日本へ最新の情報を提供し、香港でも開講する。

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